2018年11月19日

★沖田畷の戦い・史跡踏査会レポート@【2018.10/27】



2018.10/27に行いました、沖田畷の戦い・史跡踏査会のレポートです。

★参加者一覧:

大山 格 先生 (東京) / 橋本 靖明 先生 (東京) / 中西 豪 先生 (福岡) /
岡本 澄雄 先生(佐賀) / 東 統禅 先生(佐賀) / 松本 博之 氏(佐賀)/
深川 直也 (佐戦研)/ 田島 光(佐戦研) / 井上 敏生(佐戦研) /


橋本先生は会津龍造寺家の御子孫であり、大山先生は島津家家臣の御子孫、そして東先生は曹洞宗の古刹の御住職です。

なんと今回は、龍造寺家・島津家ゆかりの方々と合同で、禅僧様まで同道頂いての、沖田畷出陣となりました。滅多にない御縁です。


★10/26(金)は柳川→江上八院古戦場→川上左京亮忠堅公墓所を巡りました。

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場所は、佐賀県鳥栖市山浦町です。(参考ブログ:http://www.geocities.jp/w_clc_w/7mensou/contents/ink/ink-026.html

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沖田畷の戦いにおいて、龍造寺隆信公を討ち取った事で知られる川上左京亮公ですが、墓は実は鹿児島県ではなく、佐賀県鳥栖市にあります。天正14(1586)年7月、島津軍による勝尾城攻めの際に、筑紫春門(晴門とも書く)と一騎打ちに及び、双方戦死を遂げ当地に葬られたとされています。


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★川上左京亮公墓所にて、左から大山先生、中西先生、橋本先生。

地元の人間の車と誘導がないと中々訪問することのできない様な、郊外の山野の中に有ります。あいにくの雨でしたが、皆で御参りできて幸いでした。


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★10/26の夜は、嬉野温泉・入船荘さんへ皆で宿泊し、宴会でした。入船荘さんは肥前夢街道忍者村さんと同系列で、美肌の湯で知られる嬉野でも5本の指に入る泉質で有名な温泉宿です。ほっこりできました。部屋に準備されている嬉野茶も非常に美味しかったです。

この宴会には、御多忙の所、円城寺雄介さんにもご参加頂きました。


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円城寺さんはその名の通り、龍造寺四天王・円城寺美濃守信胤のご子孫です。佐賀県庁職員ですが、全国を飛び回ってご活躍されています。所用で翌日の沖田畷へは出陣叶わず、非常に残念そうでした。


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■左から、岡本澄雄先生(小城郷土史研究会・副会長)、東統禅先生(福田寺御住職)、橋本靖明先生。



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■右手前は、松本博之氏。サガテレビ職員さんで、実は須古鍋島家中・手明鑓の御子孫です。

2016年「サガテレビ春フェス」において、企画の一角にお声掛けを頂き、それ以来御懇意にして頂いております。

【保存版】『今山合戦』 中西豪先生、2016.サガテレビ春フェス内解説


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さて、大山先生と中西先生は、『歴史群像』ムックにて、九州の戦国史関連の執筆をされています。これを読んで育ったという九州の歴史ファンも多いのでは!

お二人と沖田畷古戦場を旅できるなんて、これほどの読者冥利は有りません。感無量です。


■『戦国九州三国志 −島津・大友・龍造寺の戦いー』(歴史群像ムック)2008.5月 発行
言うまでもない有名な本ですが、九州戦国史を知る上での必携書です。

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★著者一覧:

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鉄板中の鉄板な一冊ですね。
桐野作人先生、大山先生、中西先生、また、故・吉永正春先生のお名前も見えます。


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■ 『全国版 戦国精強家臣団 −勇将・猛将・烈将伝ー』(歴史群像ムック)2008.3月 発行


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★著者一覧:

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改めて見ると、黒田基樹先生、平山優先生、樋口隆晴先生、大山格先生、中西豪先生・・・ 
錚々たる面々ですね。

もちろん九州の戦国武将の紹介も充実しており、こちらも座右の一冊です。


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★上記2冊の執筆陣である、中西豪先生(左)大山格先生(右)。

佐賀大学にて撮影。





― レポートAへ続きます―





posted by 主宰 at 00:05| 佐賀 ☁| Comment(0) | 佐賀戦国研究会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月02日

【アンケート開票】ーそれぞれの幕末明治維新期 ー



先日10/28の歴史シンポジウム「幕末維新を再検討する −西郷、江藤、会津龍造寺ー」にお越し頂いた皆様、誠に有難うございました!
70名様、盛況のうちに、無事催行する事ができました。御礼申し上げます。県外からの御参加が半数に迫る勢いで、驚きました。

さが幕末維新博応援の趣旨もあり、今回全ての講演を既にYOUTUBEにて公開済です。お時間がある時に、ぜひご視聴下さい! どれも面白く、非常に勉強になりました。

→★再生リストURL:https://www.youtube.com/playlist?list=PLebvk9CsEwsGgZXou7qKGBBUEyfBkEiwB



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さて、会場で告知の通り、ご記入頂きましたアンケート上「あなたの家に残る、幕末維新期の話や、佐賀の乱の時の話があれば、ご記入下さい。後日、佐賀戦国研究会ブログにて、みなさまの逸話を紹介したいと思います。」の所を、ここで皆様にご紹介したいと思います。


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「先祖が西南戦争で西郷軍に参加し、戦死しました。曽祖父は、日露戦争で大山巌元帥のもとで戦い、生還しました。今回、大山格先生の講演を聴けて、非常に有意義でした。」

 青崎 逸郎 様


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「私の実家は佐賀市大和町の江熊野ですが、私の父の母親は武士の娘であったと聞いております。
私にとってはおばあちゃんになりますが、江熊野に嫁に来る時に土地を分けて頂いて来たそうです。
性格も、りんとしていて、はしの上下はもちろん、畳のへりは踏まないなど、よく昔の時代劇に出てくる様な女性だったと聞いております。今はもう何もありません、刀でも出て来るかなと思っていましたが、残念ながら本当に何も出てきませんでした。江戸から平成への月日が感じられます。」

 高木 アツ子 様


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「実家近くの畑の横に、石塔がありますが、戦で亡くなった方を葬ったとのこと。佐賀戦争か?
近所の人が墓を掘りかえした所、太刀が出てきたので、自宅に持ち帰ったら、原因不明の熱病にかかったとのこと。占い師に尋ねたところ、「太刀の持ち主の祟り」なのですぐに返すようにと言われ、埋め戻した、病気は良くなったとのこと。 / 友人の家は、横岳鍋島家の家臣で、佐賀戦争に従軍、嘉瀬川あたりまで敗走し、武具を川に捨て、近くの百姓から野良着を借りて、命からがら帰宅したとの話が伝わっています。」

 綾部 浩光 様


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「子年の台風で寺が倒壊。/ 明治の選挙干渉の時に、官党の拠点となり、民党に襲撃され、鉄砲などをうち込まれた。」

 福田寺 様


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「私は、福岡県大野城市に住んでいます。大宰府の近くで、幕末に京から五卿が来られて、2年以上居られ、各地に行かれた足跡が残っています。」

 匿名 様


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「自宅の近くに、戊辰戦争に参加された方の墓が残っているそうです。」

 いっさん 様


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「私の家は元々、明治〜昭和中期頃まで、小城市三日月町織島、大地町の旧道沿いにありました。佐賀の乱の時、小城藩は殆ど反乱軍となったので、うちを含む大地町の旧道沿いの家々は、表通りを官軍が通った時「反乱軍の味方では無い、関係ない」事を示すため、雨戸を締切り家の奥で、動かずじっとしていた、官軍が通りすぎるのを待っていた、という口伝が残っています。

 深川 (佐賀戦国研究会)


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ご記入頂き、有難うございました! こうして見ますと幕末から明治時代というのは、遠いようで近いですね。平成も来年で終わりますが、こうして、良い時間を共有できました事、幸せに思います。


また後日、シンポジウムのレポートを掲載したいと思います。



佐賀戦国研究会







posted by 主宰 at 04:23| 佐賀 ☔| Comment(0) | 佐賀戦国研究会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月23日

【開催されます】別府大学シンポジウム「災害に対処するための近世城郭の記録化―3Dと災害の考古学−」


★2日間にわたって、下記のシンポジウムが開催されます。
城郭や石垣について複数の先生方のお話しが聴ける貴重な機会です。

★参加予約や申込は不要、
★参加費は無料、

と確認しました。市民参加歓迎との事で、当日会場へ行けば参加できます。
城郭ファンには特に、お勧めです!

告知文を転載します。


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別府大学110周年記念事業

別府大学文学部研究ブランディング事業シンポジウム(第22回別府大学文化財セミナー)

「災害に対処するための近世城郭の記録化―3Dと災害の考古学−」



主催:学校法人別府大学、別府大学文学部研究ブランディング実行委員会、
別府大学文化財研究所、別府大学文学部史学・文化財学科、

共催:九州文化財保存学研究会、別府大学史学研究会ほか

   

●目的

文化財研究所では、これまで研究所で実施した調査研究を基に、最新の成果を学内・学外(大分市、太田市、長崎市、鹿児島市)において発信してきました。

本事業は、文学部研究ブランディング事業の最終年度であることから、研究ブランディング事業の主旨と事業の一環で実施した熊本城の石垣調査の成果を基軸に、シンポジウムを開催することを目的としています。その内容は、石垣の3D計測の展望と課題、各県の近世城郭での記録等の取組、文献から見た石垣の修復、現在の石垣の修復等、多角的な方向で「災害に対処するための近世城郭の記録化」について考えていくための市民参加型のシンポジウムです。



●内容


開催日時:平成30年 10月27日(土)・28日(日)

場所:別府大学メディア教育・研究センター4F メディアホール




10月27日(土) 13:00〜


あいさつ・趣旨説明:文化財の保存・保護のための記録 飯沼 賢司 (別府大学文学部史学・文化財学科教授)

13:10〜14:30 記念講演:
「アジアへ出かけて人材養成ーR.マグサイサイ賞に輝くー」石澤 良昭 氏(上智大学アジア文化財研究所)


14:30〜15:40 休憩(10分間)


14:40〜15:50 講演2:

「城郭石垣の構造的特徴と整備」 宮武 正登 氏 (佐賀大学)


15:50〜17:00 講演3:

「近世城郭の普請と修復」 白峰 旬 (別府大学文学部史学・文化財学科教授)



10月28日(日) 9:00〜


9:00〜 9:30 発表1:

「文化財の3D計測の方法と理論」 田原 隼人 氏 (竃セ大工業)


9:30〜 9:50 発表2:

熊本城の3D測量調査の研究成果」 玉川 剛司 (別府大学文化財研究所)


9:50〜10:20 発表3:

熊本城の災害復旧と課題」 嘉村 哲也 氏(熊本市熊本城調査研究センター)


10:20〜10:30 休憩(10分間)


10:30〜11:00 発表4:

「石垣の記録とその方法」 田中 健一郎 氏 (鰍ニっぺん)


11:00〜11:30 発表5:

島原城の石垣調査」 宇土 靖之 氏 (島原市教育委員会)


11:30〜12:00 発表6:

佐伯城石垣の現状と調査」 福田 聡 氏 (佐伯市教育委員会)


12:00〜13:00 昼食(60分)


13:00〜13:20 発表7:

永山城の被災状況と復旧事業の課題」 若杉 竜太 氏 (日田市教育委員会)


13:20〜14:50 発表8:

岡城の石垣の被災状況と石垣調査」 佐伯 治 氏 (竹田市教育委員会)


14:50〜15:05 休憩(15分間)


15:05〜16:30 

シンポジウム「近世城郭の記録―3Dと災害の考古学−」


コーディネーター:飯沼賢司、田中裕介


パネラー:各発表者



是非ご参加、ご周知お願いいたいします。


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【印刷用PDF】:文化財セミナー.pdf






posted by 主宰 at 00:38| 佐賀 ☁| Comment(0) | 佐賀戦国研究会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする