2019年07月21日

★お知らせ(2019.7/21)



先日、7/15(月・祝日)の佐賀戦国研究会特別出張講演会
「ここまで分かった佐賀の忍者史」(会場: 嬉野温泉 入船荘)
に御参加下さいました皆様、有難うございました。

今年5月に伊賀市で催しました講座の再演に加え、日頃の史料調査を一部御紹介するため、佐賀藩祖・鍋島直茂が商人を使って、他国の情報を収集するよう指示している事が分かる書状を紹介しました。(直接「忍」とは関係ないですが、諜報を指示している点で興味深い。)

また、7/9 NHK佐賀支局のTV番組「ひるまえ情報便」にて、佐賀戦国研究会の御紹介を頂き、7/17にはサガテレビの夕方のニュースでも報道されました。連日の報道となりましたが、ご覧頂き、有難うございました。


参照用:https://www.facebook.com/kyushu.ninja.association/videos/917940608553680/


発表要旨(三重大学 人文学部・人文社会科学研究科HPより):http://www.human.mie-u.ac.jp/kenkyu/ken-prj/iga/kouza/2019/2019-2.html


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なお「ここまで分かった佐賀の忍者史」は、75分の講演で構成を固めております為、いつでも再演は可能です。
佐賀県内でもし依頼があれば、(会場側でプロジェクターとスクリーンが必須ですが)無料にて、再演できますので、お声掛け下さい。
(問い合わせ先:sagasengoku@live.jp まで)




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さて、今年後半の、佐賀戦国研究会・勉強会のお知らせです。


★佐賀戦国勉強会・座談会
「隆信公御年譜を読む」

(島津との決戦、沖田畷へ)

■講師:中西豪(歴史研究家)
 
■日時 :

@ 7/28(日)13:00〜16:30
A 9/1 (日)13:00〜16:30  
B 11/3(日)13:00〜16:30

■会場:佐賀市市民活動プラザ4F 会議室 (佐賀市白山)

■参加費:300円   

■事前予約不要、自由参加、飛込参加歓迎


3年に渡り営々と読み進めてきました『隆信公御年譜』がいよいよ、最終章へ突入します。続き物の勉強会ですが、沖田畷の戦いについて集中解説となる、最終章だけ聞きに来られても面白いと思います。
折角の機会ですので、沢山のご参加をお待ちしております。


そして、中西豪先生が2002年発行『史伝鍋島直茂』以来、17年ぶりに、
別府大学教授・白峰旬先生と共著で、単行本を出版されます!

立花宗茂 VS 鍋島直茂
慶長5年の筑後での決戦

『最新研究 江上八院の戦い』(日本史史料研究会)

発行は、7月末目処とされていますが、遅れる見込みの様です。

★詳細はこちら:http://sagasengoku.seesaa.net/article/467454981.html

予約注文書をダウンロードしてご利用頂き、みなさま是非、日本史史料研究会へご予約をおすすめします。内容はかなり期待できます。



また、中西豪先生は今年中に、某歴史雑誌へ『龍造寺隆信』の記事を寄稿予定との事です。
時期を同じくして、佐戦研代表 深川が『忘却の日本史』へ『神代勝利』(中篇・後篇)を寄稿予定です。

龍造寺隆信 VS 神代勝利
、先生と示し合わせたという事は全くなく偶然の構図ですが、両方、読み合わせて頂くと、佐賀の戦国史についてより理解が深まると思います。どうぞご期待下さい。



佐賀戦国研究会 






posted by 主宰 at 05:04| 佐賀 ☁| Comment(0) | ■佐賀の戦国史 講演会について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月25日

【出版されます!】『最新研究 江上八院の戦い』中西豪・白峰旬 共著本



慶長五年十月、筑後国においての決戦。

立花宗茂  VS  鍋島直茂 



『最新研究 江上八院の戦い』

中西豪・白峰旬 共著

日本史史料研究会 発行(2019.7月末予定)




遂に発行されます!

★予約注文フォームは、下記の画像を利用頂いて良いとの事です。

最新刊.jpg


PDFが良い方は、こちらからダウンロードしてください。:最新刊のお知らせ.pdf(日本史史料研究会)



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推薦文
                    佐賀戦国研究会 代表 深川 直也


佐賀戦国研究会は一般市民による戦国史研究会で平成二十四年(二〇一二)十月に発足し、現在に至るまで七年間、遠近から講師を招き、固定の会員制ではなく自由参加型の勉強会や歴史講演会・シンポジウムを開催しています。 先日六月二十三日には、北九州市小倉北区・KOKURAホールにて、『第二回 関ヶ原の戦いを再検討する −高橋陽介・乃至政彦両氏に聞く関ヶ原の戦いの実像−』と題したシンポジウムを催行いたしました。

遡ること、平成二十六年(二〇一四)八月二十四日、大阪市主催の「大坂の陣四〇〇年天下一祭」の参加事業でもあった第四回「救世主・鍋島直茂(統一政権下のサバイバル)」と題する歴史講演会の開催に当たり、配布資料作成の必要もあって、私は龍造寺鍋島家の関ヶ原合戦当時の動向について調べておりました。江上八院合戦の一般的認知について、強い疑問を抱いたのはその時です。
  
きっかけとなった本は、佐賀県立図書館で見つけた『八院合戦の結末と水田会見(黒田如水・加藤清正)の由来』〈筑後市教育委員会・筑後郷土史研究会、昭和五十二年(一九七七)十二月発行〉です。合戦経緯から結末、その後江戸時代を通して語り継がれた亡霊話まで、龍造寺鍋島側・立花側両方の編纂史料を良くまとめてありますので、機会があれば是非読んで頂きたいのですが、 この一冊に出会うまで、私は全くもって、江上八院合戦について無知でした。 
古戦場跡にも数回足を運んでみましたが、現地凡そ二キロメートル四方の中に古塚や供養塔が点在しており、それらは実は今も地元の方々によって大切に手入れされている事を知りました。四百十九年前の熾烈な干戈(かんか)の記憶と共に。


江上八院(えがみはちいん)合戦を、皆様はご存知でしょうか?


慶長五年(一六〇〇)十月二十日、福岡県久留米市城島町の江上地区から、大川市の中八院、三潴(みずま)郡大木町横溝の一帯で繰り広げられたこの激戦は、一日で決した局地戦のためか、そもそも佐賀県内の市町村史ですら、戦闘が有ったのか無かったのか良く分からない概説に終始しています。
合戦の名称もいくつか有り、筑後側の史料では江上合戦、八院合戦とも記され、佐賀側の史料では、柳川御陣、柳川合戦と称されます。

また一般的な関ケ原合戦関連の概説書や雑誌上でも、黒田如水と大友義統(吉統)が戦った石垣原合戦は「九州における関ヶ原合戦」として紹介される中、この江上八院合戦については、取り上げられないか、単なる小競り合いとして、または合戦というより加藤清正と立花宗茂の友情物語として、ごく短い文章で記述されているのみです。

今回の白峰旬先生と中西豪先生の考証によって、初めて詳細をお知りになる歴史ファンも多いと思いますが、実は世にも凄惨な、白兵戦でした。

しかも関ケ原本戦が終結し天下の趨勢(すうせい)が決した後での、龍造寺鍋島氏・立花氏の対戦であり、『直茂公譜考補十』によると最終的には、龍造寺鍋島氏に討ち取られた立花兵の首が六百余、戦勝の証として塩漬けにされ、上方へ送られています。この数字が小競り合いと言えるものでしょうか。


中八院の北東の隅に祀られている「三太夫地蔵」、即ち立花三太夫の戦没比定地一帯は、当時の名残を感じさせる地形で、今も水堀が入り組んでいます。中西豪先生と先年この辺りを踏査した際、中西先生がぼそっと「我、天啓を得たり」と呟かれたのを、今も覚えています。

ぜひ新著『最新研究 江上八院の戦い』をお読み頂き、WEBの地図上で、 中八院の地勢をご覧頂くと同時に、佐賀城、久留米城、城島城、酒見城、蒲池(かまち)城、柳川城の位置関係、そして督戦官となった黒田如水が布陣した筑後市水田、加藤清正の布陣したみやま市瀬高町、などの位置などを、俯瞰(ふかん)的に把握して頂ければ、同書への理解が深まる事と思います。

さらに、江上八院の戦いの存在は、日本史上ではトリビアルな事かもしれませんが、実は非常に奥が深いのです。前段階では私戦が復活した九州で、黒田如水、加藤清正、鍋島直茂、この三大名の思惑が書状上、私領拡大または御家存続を懸け、複雑に交錯しています。これをマクロの視点として、ミクロでいえば、江上八院合戦に際しての、龍造寺鍋島家と立花家、それぞれの家中に見える、動揺、対立、統制、及び戦闘経緯と結果から見いだされる沢山のファクターこそ、その後・江戸時代の両家の有り様に直結するものだと思います。

ともかくこの合戦の歴史が、ようやく史実として、まとまった一冊の研究書として、世に出る時期が来たのでしょう。当会としても感無量です。

ぜひとも全国の多くの研究者や歴史ファンに読まれることを願います。

※誰に頼まれた訳でもなく、勝手に推薦文を書かせて頂きましたが、もし失礼が有りましたら、大変申し訳ありません。宜しくお願い致します。


                                                  令和元年六月二十五日 記




(踏査時の写真から)


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posted by 主宰 at 16:17| 佐賀 ☔| Comment(0) | 佐賀戦国研究会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月13日

【告知】『中・近世日本各地の忍者たち』第2回「ここまで分かった!佐賀の忍者史」



開催が近くなりましたので、お知らせ致します。


★『中・近世日本各地の忍者たち』講座

第2回 「ここまで分かった!佐賀の忍者史」


■講師:深川 直也 (佐賀戦国研究会 代表)


■三重大学伊賀サテライト伊賀連携フィールド・三重大学人文学部・上野商工会議所「伊賀連携フィールド市民講座」忍者・忍術学講座

■日時:令和元年 5月18日(土)10:30〜12:00

■場所:三重県伊賀市上野丸之内500 ハイトピア伊賀3階 コミュニティ情報プラザホール

■ 参加無料・事前申込不要


<情報告知>

三重大学 人文学部・人文社会科学研究科:http://www.human.mie-u.ac.jp/kenkyu/ken-prj/iga/kouza.html

三重大学 国際忍者研究センター:http://ninjacenter.rscn.mie-u.ac.jp/en/

伊賀市HP: https://www.city.iga.lg.jp/0000002739.html


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★三重県伊賀市において、九州は佐賀県の忍者情報・14名分を、歴史史料に基づき列伝風に御紹介します。

津城(安濃津城)の防御を偵察した佐賀の忍の動きなど、意外な事も分かってきました。

忍の情報もさりながら、龍造寺隆信、鍋島直茂、神代勝利、筑紫広門らのコアな情報も盛り沢山です。

伊賀市また近畿圏で、龍造寺鍋島史を語る講座というのも、非常に珍しい機会だと思いますので、忍者や九州の戦国史に興味が有る方は、是非ご参加をお待ちしております。


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★告知その2

歴史雑誌『忘却の日本史』 連載記事、

神代大和守勝利 (前篇) ― 十年磨一剣、霜刃を試す ― 」深川 直也 著

2019.5/25 発売予定です。前篇・後篇と分かれており、かなり充実した「神代勝利」記事だと思います。宜しくお願い致します。




佐賀戦国研究会






posted by 主宰 at 01:38| 佐賀 ☔| Comment(0) | ■佐賀の戦国史 講演会について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする